昨日はお休みでお天気も良かったので、ドライヴがてら川村美術館へ行ってきました。
ここはロケーションも素晴らしいし、常設のコレクションもロスコ、バーネット・ニューマンからレンブラントまで素晴らしいので何度も行ってしまいますが、ちょっと久しぶり。企画展は"BLACKS ルイーズ・ニーヴェルスン | アド・ラインハート | 杉本博司"

という、黒がテーマの展示。杉本博司さんもこんなにまとまって見れたのは初めてで、ひたすら劇場のスクリーンの作品群。
何よりルイーズ・ニーヴェルスンの真っ黒な部屋に佇むマットな黒の立体たちが凄い迫力だった。ある種、偏執狂的なものの集まり。それが黒の空間にどっしりと居る。それから次の部屋の白い空間に変わり、その変化もまた面白かった。
アド・ラインハートの黒のペインティングも鉱物のようであったり、ときどき有機的な気配がしたり、ただただ黒と青の色に目がチカチカして面白かった。
黒って色がひたすら溢れていると、モノクロームの世界に浮かび上がる白がまた美しい。

そんなモノクロームの世界をあとにして庭園をお散歩すると春の色が溢れていてそれがまた美しかった。