monaminami

2020/06

01 July 2020
202006

6月にみた映画28本
お店もテイクアウトのみですが再開して、常連のかたや久々のかた初めましてのかたまで変わらずのご来店ありがとうございます。この先も読めない日々ですが出来る限り無理のないようにお店を続けて行けたらなぁーと思っております。カレーも色々追加していく予定ですので引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

6月は引き続きの成瀬巳喜男多め。すっかり監督と高峰秀子コンビに魅了されています。(もちろんまわりの俳優陣も最高に豪華です。特に森雅之は萌えますね〜)
どれも傑作だらけで大変。『放浪記』や『女が階段を上るとき』はそんな中でもグッとくる作品でした。デコちゃんのくるくる変わる表情とやるせないときの顔、身のこなし、憧れてしまいます!色々大変だった時代の女性の姿、生き様にはグッときます。デコちゃんのエッセイも読まねば。

ギャスパー・ノエ『クライマックス』は気持ちいいから超絶具合悪いトランス状態に持っていかれてソドミーにポゼッションに眼球譚なダンサーたちの舞を神の視点から眺めるという体験はさすがでございます。90年代なフレンチ音楽も懐かしくって泣けちゃう!
パオロ・ソレンティーノ『LORD』も狂乱と欲望溢れるイタリア人って感じとトニ・セルヴィッロが全力で物真似してくるベルルスコーニ。全てが虚しくアホくさくて最高〜。ありがとう。とどちらも大好き現代の監督さんたちも元気。

ハワード・ホークス『モンキー・ビジネス』『赤ちゃん教育』なスクリューボールコメディは疲れも吹き飛ぶ安定の楽しさで、すっとぼけのケイリー・グラントに萌えます。

レミー・ベルヴォー,アンドレ・ボンゼル,ブノワ・ポールブールドによるベルギーの『ありふれた事件』もかなり刺さった!殺人鬼を追うモキュメンタリーなのですが、本当にやばい奴な目をした演技や音の演出など細かくてミヒャエル・ハネケやラース・フォン・トリアーや初期のレフンやハーモニー・コリンあたり好きな人なら絶対好きそうな作品です。つまり私の大好きな感じってこと!色々最悪だし胸糞映画なので耐性のない人にはおすすめできませんが...個人的にはツボです。

1. ハワード・ホークス『モンキー・ビジネス』2. 斎藤耕一『内海の輪』3. ギャスパー・ノエ『クライマックス』4. マイケル・ホイ『ミスター・ブー』5. ウディ・アレン『カフェ・ソサエティ』6. ルイ・マル『ビバ・マリア!』7. 成瀬巳喜男『放浪記』8. パオロ・ソレンティーノ『LORO 欲望のイタリア』9. ハワード・ホークス『赤ちゃん教育』10. フランシスコ・ガルシア『聖者の午後』11. 成瀬巳喜男『乱れる』12. ヨアキム・トリアー『テルマ』13. りんたろう『さよなら銀河鉄道999アンドロメダ終着駅』14. 藤田敏八『海燕ジョーの奇跡』15. ランダ・ヘインズ『潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ』16. J.L.ゴダール『彼女について私が知っている二 三の事柄』17. 成瀬巳喜男『女が階段を上る時』18. オットー・プレミンジャー『黄金の腕』19. ポール・リンチ『プロムナイト』20. ブノワ・ポールブールドほか『ありふれた事件』21. ハワード・ホークス『リオ・ブラボー』22. 『わが青春のフロレンス』23. ルネ・クレール『悪魔の美しさ』24. アフィア・ナサニエル『娘よ』25. 成瀬巳喜男『娘・妻・母』26. クラレンス・ブラウン『小鹿物語』27. 森崎東『女咲かせます
28. ブリランテ・メンドーサ『囚われ人 パラワン島観光客21人誘拐事件

Category: Movie

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2020.07.01 12:00 PM