ロバート・アルトマン1977年の『三人の女』
キャリー(シシー・スペイセク)VSシャイニング(シェリー・デュヴァル)というお二人が
並んだだけでも何か起きそう。不安感を煽るようなジェラルド・バズビーによる音楽も良い。
テキサスから出てきた2人の女と、その2人の住むアパートや街の酒場を経営する夫婦。
妊娠している奥様は無言で絵を描き続けていてその絵もなかなかに怖い...
このアパートの外観が紫でその名もパープル・セージ。頭おかしくて結構好き。時代を感じます。
ネタバレを避けると何も書けなくなってしまいそうな内容なのですが、
わたし的には見終わったあとの感想はヒェェェー怖い！ホラーでないけど怖い。
そして如何様にも内容を解釈できるというのも面白いです。
ベルイマンの『ペルソナ/仮面』をインスピレーション元に、監督の夢を元に脚本が書かれたそうです。たしかに悪夢感。真夏にじっとりと汗をかきながら観そうです。
最初は『ルームメイト』的な話になるのかとも思いましたが、それとも違くてひたすら不安な展開が続いてモヤモヤするのだけども、そこはロバート・アルトマン先生。何とも奇怪な映画にしています。そして主演の2人の存在感ハンパないって！これは怪作！

今週はひよこ豆のキーマカレーです。
南瓜のマフィンやにんじんマフィン、スコーンなど日替わりで焼いております。
暑い日にかき氷、今年も人気です。マンゴー/ココナッツ/ざくろ/ラズベリーのお味からお選び頂けます。