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Films:June.2026『息子の部屋』ほか

01 July 2026
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6月にみた映画15本

1.ヒュー・ハドソン『炎のランナー
1924年のパリオリンピックをめざす男たち。
英国のケンブリッジの学生寮な感じから大好物な雰囲気。
まだジャージとかもなくてカレッジセーター着て走ってるのも素敵〜!」と思ったらUSAは既にスウェット着てた。
体と精神と信仰でがんばる俺ら格好良すぎる
。競技の見られないマサビーニが勝敗を知る演出も良い。
オックスフォードが舞台のブライズヘッドもおんなじ1924年!同じ年の出来事なのね〜!
脇が臭いそうなパリオリンピックのポスター欲しくなっちゃう。

2.アレックス・デ・ラ・イグネイシア『アクション・ミュタンテ
ペドロ・アルモドバルが制作に名を連ねているのも納得のへんてこスパニッシュ。
刺さった男から遡ってよりやりたい放題な90sのぬちゃぬちゃSF。
フランスがジュネならば、スペインはこちら。
ルッキズム全盛期な今じゃ、逆にこんなの作れないよねー!ほんとくだらなくて好き。

3.中平康『猟人日記
メモ魔な中谷昇の日記に、謎ガイジン設定が愛せる。
戸川昌子のお部屋や壊れ気味な絵などもよき。
阿佐ヶ谷のアパートの元祖サブカル女子な感じの謎置物部屋よ。
むかーし学生時代に青い部屋で戸川昌子様のお歌聴いたの思い出した。

4.押井守『真・女立喰師列伝
OPのやりたかった感に期待して、ウエスタンのとこで観るの辞めようかと思ったけど段々持ちなしてきて、
ゆうこりんはいま見たらなんか可愛く感じたし、みくるちゃんみたいで良き。藤田陽子懐かしー!
そしてKFC食べたくなるラストでちゃんと押井してたからまーいっかー。

5.カンタン・デュピュー『セカンド・アクト
開始早々に壁を超えてくるのは序の口で、その上をやってくる流石のカンタン・デュピュー先生。
PTAネタや現代の不謹慎ネタを混ぜ込み、ワインのシーンは最高に好き。
そして監督がまさかのAIに振り回されているのが現代って感じの皮肉たっぷり。
あんなぼろぼろなモンクレールに、かさかさな赤い革ジャンとか細かいとこまで毎度細かい衣装も好きだー。

6.セルゲイ・M・エイゼンシュテイン『戦艦ポチョムキン
納得のクラシック。後への影響があちこちに観られる強度ある映像表現!
ボルシチへの恨みったらない。ロシア海軍の制服や海軍の食器とかも気になりすぎる。

7.黒澤明『天国と地獄
黒澤明再鑑賞祭り中。列車から身代金落とすシーンが有名だけども、そもそものあの丘の上のお宅が勝手に恨み買っても仕方ないけどお洒落すぎる。
まだまだ泥臭い時代だもの余計に目立つ。
モノクロ映画の明暗の画面の美しさと強度が際立つキレキレ感に、乗り込みに行く別荘の草だらけの雰囲気の異常さ。
夏の暑さの湿度。どれもこれもが素晴らしすぎる演出でハッとしっぱなし。
囲み記者のなかにセリフなしの大滝秀治がいるのに今回気づいた。
ラストの山崎努のgkbr演技すごい。

8.ナンニ・モレッティ『息子の部屋
あまりにも平和で幸せな家族、ピンクに染まる砂にみえるマジックアワーな美しい海辺の帰路から一転、喪失の家族の色の失った日々。
美味しそうなイタリアン家庭料理の数々も食べられず、皿も何もかも割れていくのしんどい。
ループしまくるマイケル・ナイマンにCD屋におすすめしてもらうのがブライアン・イーノ。毎度選曲もツボです。
成り行きでフランス国境までのドライブでみる朝の海辺の空気。"By this river“の流れるEDに泣く。
ナンニ・モレッティの撮る空気がたまらなく好きすぎる。

9.黒澤明『隠し砦の三悪人
体幹つぉーい感じの三船敏郎に上原美佐の乗馬姿が隠しきれないものを感じつつ、眉毛が気になるー!
火祭りからの流れに、見事なラストの裏切り御免。
千秋実と藤原鎌足がR2D2とC3POの元ネタなのは後々の映画人への影響の大きさが伺えるさすがの黒澤明!

10.チャールズ・クライトン他『デッド・オブ・ナイト/夢の中の恐怖
腹話術のやつ怖っっっ、からのラストに向かう勢いでお見事なループtheEND!
あいつの顔夢に出てきそう。

11.ジャン・ルノワール『素晴らしき放浪者
あまりにも自由なうえに、死までも遠ざけてしまう持ってる男の放浪日記!
絶対居たらむかつくんだろうけども、なぜか愛されてしまうもふもふおぢ。
注文も多いしスープは嫌いでサラミをご所望。それなのにパリの良き時代の雰囲気に、
古本屋という良すぎる物件(しかも一等地)セーヌ沿いのブキニスト♡
結婚式の川遊びからの山羊さんでなんかとても良い栄養素を摂取しました。
黒いもふもふわんこはどこーー?

12.イングマール・ベルイマン『鏡の中の女
安定のつらいベルイマン。精神科勤めのリヴ・ウルマンが完全に病んでるやつ。
祖母の家でバカンス〜な雰囲気から始まるどよーんな家族と愛のしがらみ。
割と毒親育ちなもんで、めーーっちゃわかるーーとなるしんどさで胃が痛い。

13.吉田喜重『ろくでなし
お久しぶりの吉田喜重。スタイリッシュな映像に倦怠しまくるボン助達の怠惰な夏。
やっぱり夏休みは葉山!ろくでなしすぎて良き。
川津のボン助っぷりと津川の荒くれっぶり。ランボーなんか読んじゃってさぁ。
なんか逆にうらやましすぎる清々しい青春。

14アラン・パーカー『ミッドナイト・エクスプレス
ほんのちょっとのやんちゃ心がまさかの国際問題すぎる収監へGo!
足裏の刑つらい。税関と脱獄の心拍音使いがとてもドキドキする。
タイミング悪いとこんなこともある、っていうお国の違いの恐ろしさ。

15.山田洋次『男はつらいよ 噂の寅次郎
OPのトラ地蔵でがっつり掴まれちゃう。
一瞬の大滝秀治にバッタリの志村喬にとゴーカ。しなびぃ木曽路旅良いなぁ。
マドンナ大原麗子の従兄弟に室田日出男。
あんな自由な出勤許されるとらや(赤坂のとは違う)私も働きたいでーす!

Category: Movie, 映画

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2026.07.01 12:00 PM