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Films:August.2026『ロリータ』ほか

01 September 2026
202608_films

8月にみた映画16本

1.沖浦啓之『人狼』
押井作品だけど、監督は別。
戦後のこの中の世界の建物乗り物、作り込み書き込みも素晴らしく萌えまくる世界。
神クオリティのアニメーションでプロダクションl.G.の気合い感じます。
ニンベンにイヌでフセって気づいてたまげだ。

2.アナス・トマス・イエンセン『アダムズアップル』
ネオナチのアダムによるリンゴとヨブ記で、苦難続きのマッツは鼻も曲がる。
キングダムのブルザーの彼にパキスタンな彼に問題あり過ぎる迷いびとたち。
なんども途切れるTake Thatが、あんなよく聴こえたのはじめて。
ええ話とブラックさの加減がうまいな。

3.加藤泰『骨までしゃぶる』
タイトルから最後まで悲惨なの予想してしまったけども、幸せは自分でつかむぅ〜!って根性ある女性最高に好きよ。
桜町弘子が色気と強さある感じでぴったり良い女。あんまりアテにならなそうなデビュー夏八木勲も初々しい。
名前も書けなかった娘っこがビラを一生懸命覚えたのも泣ける。そのスピリッツ見習いたい。

4. アナス・トマス・イエンセン『メンアンドチキン』
デンマークのいつメンでのアナス・トマス・イエンセン節にも慣れてきた。
口唇症や反芻するみたいなのに嫌な予感していたけど、生命体みんなブラザー。いのちー。
福祉の国の先をいく感覚が未来すぎて、天才とか通り越したものみた。いやぁ、すごいな。

5.ジョン・モーティマー『ブライヅヘッドふたたび』(ドラマ)
この夏は観かえしたいとおもっていたので、イーヴリン・ウォー原作本も読み返していざ、ふたたび。
んもーーー好きすぎるのでうっとり。
初めのオックスフォード時代のデカダンキラキラな儚い青春時代は眼福すぎる。
ブライヅヘッドの一族と、家に魅入られたチャールズの人生と、宗教のあれこれ。
時代背景もテーマも何もかもが好きな世界で、語られる言葉の美しさやピリっと感も胸にじーんときてしまう。
あぁーずっとこの世界に浸っていたい。
そしてチャールズ役のジェレミー・アイアンズがピッタリすぎてらぶ。
ジュリア役のダイアナさんもモガっててコケティッシュで可愛い。

6.エイドリアン・ライン『ロリータ』
ふたたび、ブライヅヘッドとセットでナボコフ本も読もうとしている謎にシンクロするタイミングで再び。
ジェレミー・アイアンズのこのロリオヂっぷりも、ロリータのドミニク・スウェインちゃんの絶妙な少女っぷりが素晴らしく好き。
びしゃびしゃスケスケのワンピやセーラ襟のビスチェみたいなんとか、可愛すぎてそりゃもぅ、ね。
配信も販売もしていない現行、なかなか観るのも大変なので配信してほしー!

7. スタンリー・キューブリック『ロリータ』
絶賛ナボコフ読んでおるので、キューブリック版も久しぶりに。
ロリオヂハンバートよりも、どうしたってピーター・セラーズの癖強すぎて目がいっちゃう。
小物使いが細かくて、変な映画になっているのはさすがのキューブリック。
このポスター流行ったよねぇ。JK時代に部屋に切り抜きかなんか貼ってました。

8.ジャ・ジャンクー『新世紀ロマンティックス』
中国北部の激動すぎる世紀。
三溪ダムまではなんとなく観ていた感じの再編集って感じだったけども、コロナ以降の早すぎる移り変わりは日本以上ってかんじがして、
幕張イオンモールみたいなところでのしみったれたバンドの会で死にたくなる。
怖いもの知らずだった若いうちにあの辺旅行しておくべきだったなー、とは思う。

9. 増村保造『音楽』
なんとなくで再鑑賞
増村×三島のATGなんだけどもやっぱりなんか不完全燃焼。
いつみても学生三谷昇がいちばんやばい。

10. ダーレン・アロノフスキー『ザ・ホエール』
近年の古典ノリなダーレン・アロノフスキー。今回は白鯨編。
鬱な要素満載で死にたくなるし、それでもピザにブリトーに食べたくなる罪深きニンゲン。
だれもが目の前の敵を無我夢中に戦う世の中。宣教師の彼がジュラシック・ワールドの子なのね。

11.ビガス・ルナ『ゴールデン・ボールズ』
もともと運がなさそうな気もする成り上がり男ハビエル・バルデム。
とにかく生命力の精力溢れまくり、タマで運と女をつかんで無くして...な高低差激しめでたいへんだ。
みボインボインのワイルド女のなか唯一のおかっぱ嫁さん可愛い。
2匹出てくるイッヌがマイアミでもこもこなのもツボった。
キャラ被りがちなベニチオ・デル・トロ出てくるとややこしい。

12.岡本明久『横浜暗黒街 マシンガンの竜』
全員の顔芸やりすぎ〜!癖強い東映ヤクザ祭り。
なんとなく桃さんチラつく文太さん。
なんならラストのぶっ放しシーンがゴダールに見えてきたよ。

13.スティーヴン・ヘレク『ドリーム・ガール/ママにはないしょの夏休み』
とっても元気なUSA
汚部屋のまま置いてく母親も、兄弟もだいぶクズすぎるんだけど結果オーライな感じで。

14. 沖浦啓之『ももへの手紙』
沖浦ワークスが観てみたくてこちらを。夏休みっぽいし。
とても丁寧なアニメーションだけどもなんか色々物足りないかんじで、橋渡るシーンとかネコバスにみえちゃった...

15.吉田大八『敵』
デヴィッド・バーンみたいになってる長塚京三いいオヂだなぁ。
フランス文学教授のていねいな暮らしが段々と綻んでくる老いと死の無意識の不安みたいの、よかったです。
張り切って作りたいプルーストディナー。
筒井康隆原作(未読)なので読んでみたいな。ていねいなお食事〜!とおもったらフードスタイリスト飯島奈美で納得。

16. ジョン・カサヴェテス『ハズバンズ』
再鑑賞。手ぶらで行く逃避行ロンドンのgdgd旅。
ゆきずりの女3人のキャラも濃ゆい。
生々しさが観ていてほんとすごいなー
ってきっと北島マヤが見たら衝撃受けそうな演技と演出。
お土産のぬいぐるみとかほんと切なくて泣く。

Category: 映画

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2026.09.01 12:00 PM