Films:Feb.2026『ドン・キホーテ』ほか
2月に観た映画13本
1.ナンニ・モレッティ『親愛なる日記』
こういうの、かなり好き〜!
冒頭のベスパで街めぐりだけでも最高。
ゆるっと島巡りの旅。
なんとなく人混み避けたり、やれやれのしているのが心地よいと感じるのでとても相性良い感じ。
モリコーネに音楽頼むんだ!な村長さんのキャラ。
この頃のイタリア、行ってみたかったなぁ。
2.フランソワ・トリュフォー『思春期』
純粋無垢な少年たちのそれぞれの人生の階段。素で階段パンパン持ち運ぶバゲット食べるの?なさすがのフレンチクオリティ。
ネコチャンと子どものヒヤヒヤなシーンから、ハックルベリーフィンみたいな虐待されていた少年みたいな子って昭和な昔は見かけたよね。
夏休み前の先生のお言葉が沁みる。キュンとするサマースクールの思い出。
3.オーソン・ウェルズ『ドン・キホーテ』
未完のオーソン・ウェルズ版ドン・キホーテ。それでもオーソン・ウェルズしているしサンチョもドン・キホーテもイメージにピッタリ。
それにしたって、巨匠たちが未完のままになってしまうこの作品、なんの呪いなんだろう。
4.瀬川昌治『喜劇役者たち 九八とゲイブル』
まだグラサン前のタモリとキンキンのバディが面白おかしい。すでに出来上がってるあの芸風はさすが。
屋台の親父に赤塚不二夫。
活気があった浅草とカラッとエロが堂々としていた時代ってなんか眩しいな。
精神病院に戻ってゆく感じは『まぼろしの市街戦』みたいでなかなかのアイロニー。
5.ウディ・アレン『バナナ』
初期ウディ・アレン久しぶりに。
自虐と不謹慎ネタを次々と連発する切れ味抜群。
架空の南米なミリタリースタイルもとてもオシャンで好きだし、PANNAMな頃っていいなぁ。
ピチピチのスタローン♡
6.スタンリー・キューブリック『非情の罠』
まだ荒削りな感もあるキューブリック。
街や階段、窓なんかの映し方がすでにうまい。
マネキン部屋での斧と脚との攻防戦。
手がプラーんってしてるけどそこはそれだけなのも良かった。
7.テリー・ギリアム『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』
テリー・ギリアムの描くドン・キホーテ。
アダム君がサンチョ?と思っていたけどなるほど〜!そういうことね。
現代版にしつつ、ちょーっとfワードなど言い過ぎなきもするけど、継がれてゆくスピリッツ。
騎士道精神は懲り懲り、にならずに俺たたENDなのもこれはこれで胸熱。
ロッシ・デパルマ出てくるだけでスペイン感マシマシ♡
8.アルベルト・ベヴィラクア『ラ・カリファ』
イタリア、プロレタリアなやつでロミー・シュナイダーで、モリコーネだけども、なんかとても弱いメロドラマ。
9.村川透『白昼の死角』
大変ゴーカな出演陣のなか、森さまが序盤一瞬で退場ー!ラストで亡霊で出てきてくれたけど。
ヘタレな中尾彬もよき。ギラギラにわるわるな夏八木勲もハマってた。
10.ナンニ・モレッティ『エイプリル』
ほぼ剥き出しの人生。惜しみなく愛して、動揺して、焦り出す。
44歳の彼の新しい生命と、残りの人生について。不器用に面倒くさくって愛おしい。
切り取る日常の景色の良さ。
ベスパが欲しくなってきちゃう。
11.長谷川和彦『青春の殺人者』
何回も観ている気がしていたけど、だいぶ久しぶりのゴジ監督追悼。
まだ定まってない感じの原田美枝子に、個人的に無理な水谷豊だけどあの瞬間にしか出せなそうな荒々しさと生臭さ。
んだけど、できたばっかり?の成田空港に京成線で向かう市原方面の面倒くささに、千葉県民は納得。
市原悦子の痛いぃぃ〜〜〜が最高潮!
わたしもスナック買い与えられたい〜
12.スタンリー・キューブリック『アイズ・ワイド・シャット』
この頃のお美しすぎるニコール・キッドマンとトム・クルーズ夫婦がクリスマスの浮かれた世の中の片隅で、マジもんの欲望が渦巻くドロドロの世界の扉が開いてしまう。
開いた扉は見えないことにしてファック、な締めくくりもゾワっとする。
某ファイルが話題だし、どこまでが本当かわからないけど恐ろしい人間の天井しらずの欲望。
13.ジョン・スタージェス『さらばバルデス』
チャールズ・ブロンソンの渋すぎる漢気映画。
流れものに流れ着く少年との出会いと別れ。ツリーのエピソードにほっこり。
野生の馬牧場での馬並みのあのシーンでアッってなるのは笑ってしまった。