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monaminami

2020/08

03 September 2020
202008movie

2020年8月に観た映画27本。
観た映画振り返っていて、1番心に爪痕残されたのが、ヴィム・ヴェンダース『アラン フエスの麗しき日々』あまりにも魅了されてしまって、ペーター・ハントケの原作本も読んでしまった。
元々が"ダイアローグ"とサブタイトルにもあるように戯曲のようで、ドイツではお馴染みリュディガー・フォーグラーなどで舞台もやっていたんだそう。観たい!
ただひたすらに会話劇の97分。現代へのアイロニーがみっちり詰まりつつも、そこに孕む空気と気配がなんとも心地よく素敵すてき×100!
私の脳味噌ではペーター・ハントケの言いたいことの半分も理解出来ていないんだろうけども、それでも好きすぎる空気感でした。ご本人が庭師でカメオ出演もし、映画版を撮ったヴェンダースも大の納得の出来だそう。冒頭の誰もいないパリの街とルー・リード"Perfect Day"からの始まり、ニック・ケイヴの弾き語りもあり最高でございます。

ルネ・クレール『リラの門』『巴里祭』は問答無用に古き良きパリ人情下町風情ですんばらしい。ジョン・ヒューストン『赤い風車』もロートレックがモデルのパリ。でレオス・カラックス『ホーリー・モーターズ』は近未来なパリを挑戦的に描くレオス・カラックス魂と、新旧パリあれこれ。

ベルギーはまだまだ知らない良い映画がある予感がするジャコ・ヴァン・ドルマル『トト・ザ・ヒーロー』ifもしも的に時間を行ったり来たり。
同監督の『ミスターノーバディ』もそうだったけど現実と夢か妄想かとにかく忙しないのだけど慣れるとハマるその技と死へと向かう刹那と哀愁の風景が感傷的でキュンときちゃう。オリーブ少女のようなお姉ちゃんとの危うい関係性も恐るべき子供たち的で良いです。

デヴィッド・ロバート・ミッチェル 『アンダー・ザ・シルバーレイク』も公開当時話題になっていて見逃していたのをようやく。新旧映画やカルチャーへのリスペクトてんこ盛りの90s度高めなNIRVANA。渦中にいて発するもの、気付くもの、飲み込まれるもの、ハリウッドの表と裏それは全ての人間世界にも通じる相関図でもある悪夢感。

アニメの『赤毛のアン』も去年も通してみたのにまたみてる。どこまでも繊細な表現で、アンの暮らすプリンスエドワード島の世界に寄り添っていつまでも観ていられるアニメ。心、洗われます。パイとかお茶菓子いっぱい出てくるのも幸せ。グリーンゲイブルズに私も住みたいです!

1. ヤヌス・メッツ『ボルグ/マッケンロー』2.ニコラス・レイ 『理由なき反抗』3. ボグダン・ドレイヤー『戦火の愚かなる英雄』4.トーマス・ステューバー 『希望の灯り』5.デヴィッド・ロバート・ミッチェル 『アンダー・ザ・シルバーレイク』6. ヴァレリー・ベルト/フィリップ ・ウィチュス『聖者たちの食卓』7.ルネ・クレール『リラの門』8.成瀬巳喜男『乱れ雲』9. ジョン・ヒューストン『赤い風車』10. フェデリコ・フェリー二『甘い生活』11. ヴィム・ヴェンダース『アラン フエスの麗しき日々』12. レオノール・セライユ『若い女』13. 篠田正浩『乾いた花』14. ルネ・クレール『巴里祭』15. 木下恵介『風前の灯』16. デヴィッド・クローネンバーグ『コズモポリス』17. ルシオ・フルチ『荒野の処刑』18. ロン・ハワード『遥かなる大地へ』19. ジョージ・ロイ・ヒル『華麗なるヒコーキ野郎』20. ジョン・フォード『駅馬車』21. ジャコ・ヴァン・ドルマル『トト・ザ・ヒーロー』22. 成瀬巳喜男『銀座化粧』23. 山田尚子『リズと青い鳥』24. ジェイソン・ライトマン『タリーと私の秘密の時間』25. レオス・カラックス『ホーリー・モーターズ』26. 相米慎二『お引越し
27. マイケル・ウィンターボトム『イタリアは呼んでいる

Category: Movie

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2020.09.03 12:00 PM