monaminami

Films:Jan.2024『ヨーヨー』ほか

02 February 2024
202401_film

1月にみた映画25本
1. ビリー・ワイルダー『アパートの鍵貸します
新年1本目は大好きなこちら♡
エレガなコスプレにショートカットが似合いすぎて可愛いすぎてそりゃ惚れる。
どこまでもいい奴、お調子者のジャック・レモンの独身男性の哀愁と惚れた子にはどこまでも漢なのも泣けるし、この二人が愛おしい。ニューヨークの当時の雰囲気も、イケイケで楽しい。
やなヤツ秘書の眼鏡とヒョウ柄スタイルも素敵〜!

2. J.L.ゴダール『男と女のいる鋪道
何度も見返しちゃう大好きなゴダールの中でも割と親切なアンナ・カリーナとの愛と哲学。
途中に挟み込まれるキュートなアンナのダンスや、突如身長測るシーンが堪らなく好き。ホンモノの哲学オヂサンと哲学するカフェーのシーン、そして突如としてやってくる死。
全てが素晴らしい。

3. 岡本喜八『結婚のすべて
これが長編デビューだという岡本喜八、すでに天才。令和の時代にみても古さ感じない。若い頃なら雪村いづみみたいなキャンキャン主張する痛い子を断然支持していたんだろうけど、中年おばはんになったら新珠ちゃんに憧れる。
テンポ良すぎる展開に続々と出てくるスター達で楽しい。で、哲学教授で眼鏡とこうもり傘の上原謙サマ。結婚式のあとチョット神保町寄ってくる、とか好きすぎて大変♡花嫁教室の塩沢ときも最高。

4. アベル・フェラーラ『バッド・ルーテナント
あちこちに散りばめられたジーザス。出てきたとかから壊れ気味なハーヴェイ・カイテルが、どんどんと深みにハマってからのジーザスとの対峙。泣けてくる。
ニュージャージーギャルの取り締まりシーンとかヤバすぎて泣けるし、どこまでもキレまくり。
EDの監督自らの?曲も最高なので、サントラ再発とか是非してほしい。

5. 石黒健治『無力の王
80年代ハマの学生たちの一晩。スチュワーデス物語の高樹澪かわゆ。
"山羊座?"が合言葉の内田裕也とのパパ活後にミハマで靴買って、5万円のディナー。
プールサイドから街を徘徊してハワイで夜明かし。
予想通りなラストだけど、どこまでも刹那的で泥酔なはちゃめちゃな学生時代のあの感じが詰まってた。有近真澄さん、気になりすぎた!

6. ピエール・エテックス『ヨーヨー
うはーーー!こんなにもこんなにも心鷲掴みにされる映画にまだ出会えるなんて。
ありがとうレストア。サイレントからテレビの時代を駆け抜けるヨーヨー。
お父さん時代の邸宅の演出から最高すぎる演出。旅芸人がすれ違う、ザンパノやらの映画愛溢れまくり。
細かすぎる演出がずーっと楽しい。あーー愛!

7. ペドロ・アルモドバル『アタメ
アルモドバルにしてはなんか成分弱め?モリコーネ音楽だしちょっと上品、だけど監禁だし!縛られて、まんざらでなくなってーなバンデラス!狸寝入りのいびきバンデラスからの凝視に泣いた。
安定の絶対的お洒落さは流石です!あんな緑たっぷりバルコニーなお部屋すみたいです。

8. リチャード・C・サラフィアン『荒野に生きる
ほぼ死んでいる...からの復活!ものすごい生命力とサバイバル力。
生肉オオカミと取りあっていた人が怪我したウサギもふもふしていたり。先住民にも一目置かれるそのパワー。
どんなものよりも人間そのものの持つ底知れぬ力に及ぶものなし、ってことでただただ圧倒的!レヴェナントの元ネタだそうで、あっちも確かにすごかった。原作本読んでみたいな。

9. ピエール・エテックス『恋する男
完全にこどおじな息子を心配する両親。
天体からアイドルの推し活とか、完全に現代と変わらんね。細かすぎるネタの数々が、楽しすぎる。
言葉が通じなかった住み込みの女の子とのラストのラストまできゅぅーん♡
寝室でお父さんが読んでる本がタチ♡と思ったらノベライズはカリエールだし、あのボクの叔父さんのポスターデザインはエテックスなのね!なんて多才な。
こちらは完全にエテックス監督にどハマりしちゃう。

10. 渋谷実『酔っ払い天国
令和の時代じゃ全部アウトな感じの酔っぱらい劇場。
そんなほのぼのかと思いきやどんどんディープで終わりに向けてどーんとくる。
笠智衆の会社での態度の使い分けから酔っ払ってからの豹変する手のぷるぷる、息子の結婚に寂しがっちゃうのとかどこまでも愛すべき昭和親父。
ワンちゃん抱っこしてる有馬ネコちゃんかわゆすぎ。

11. ノア・バームバック『僕と彼女のいた場所
観たの忘れてたけど、限定配信らしいからありがとうU-NEXT。
卒業最後の年の大人の階段登りかけるそれぞれの悩み。セリフのどれもが洒落てるし、絶妙すぎる間合い。エリオット・グールド父さんとのやりとりの気まずさ!
勢い余ってテイクオフ!できない、出来なかった俺と、旅立っていった彼女との老夫婦のようなキスをしたいラスト。はぁぁぁ。
当時のちょっと坊ちゃんっぽいスタイルも素敵ね。

12. ピエール・エテックス『破局
ツイてない一日のドジっ子にも程があるエピソードの積み重ねの後の、ひゃーーなラストまできちっとピリっとしまっててさすが。

13. ピエール・エテックス『幸福な結婚記念日
パリあるあるが詰まってる感じで、どんどんズレてゆくタイミングと慌ただしすぎるパリジャン達!って感じの風刺のなかで、バゲットやひまわりなどの小道具使いもキュート。

14. ピエール・エテックス『健康でさえあれば
4つのエピソードのオムニバス、OPから洒落てる!で、不眠症なのにドラキュラ読んで日が出る朝までのどのエピソードも可愛い。
映画館あるあるのイライラからCMの世界のシュール過ぎる世界、騒音すぎるドドドド...から当時の社会の風刺しまくりだったり、森のハンター、地主、ピクニック夫婦のやりとりがお茶目すぎ!で、小川にどんぶらこな靴と鴨との遭遇のシーンが最高好きすぎて泣いた。
どこまでもキュートだなぁ。

15. ピエール・エテックス『絶好調
ソロキャンから収容所に、なかなか辛口風刺なショート。大脱走シーンまで可愛い〜

16. 川島雄三『飢える魂
女二人それぞれの、心の隙間に入り込む男たち。
和装姿の洋子さん麗しすぎるー!そこに偶然グウゼン!と常に付き纏う三橋達也ヤバい。当時の観光地もどこも良いなぁ。

17. 川島雄三『續 飢える魂
ドロドロからのわりとあっさりラストまで、話の内容はあれだけどもトーキョーの風景や、日本家屋の撮り方が美しい。
烈さん行きつけのバーや、金子信男ハウスが吉村順三?みたいなお洒落物件住みたい。

18. エドマンド・グールディング『グランド・ホテル
麗しき時代のベルリン、グランド・ホテル。インテリアの隅々からお衣装、メイクまで最高に素敵。
グレタ・ガルボの不安定さ、ジョーン・クロフォードのコケティッシュな身のこなし。美しいなぁ。
それぞれの人生が交差する物語は言わずもがなの楽しさ。

19. ピエール・エテックス『大恋愛
初のカラーということで、色のセンスも抜群。その時々の気分がちゃんと服装に反映されててかわゆ。
バキバキの構図に小道具使い、加齢とともに増してくる妄想の暴走がキモくて最高。
ベッドが走り出すのは堪らないね!カフェのギャルソンに酔っ払い、噂好きのフジコ・ヘミングみたいなおばさん、各地に散りばめられたキャラが濃ゆい。
一番地味げだった秘書のおばさんの鍵ガチャッ!がハイライト。

20. ラース・フォン・トリアー『エレメント・オブ・クライム
初めて観られた、初期作品。オレンジ色画面にビシャビシャなのはすでに固まってる。
ディストピアな80年代な雰囲気や、取手が取れちゃう紙コップのイライラなのとか、若いトゥルトゥルなスキンズなご本人に笑っちゃう。キムさんの乳が気になり過ぎた...

21. フランソワ・オゾン『苦い涙
オゾンがファスビンダーをリメイク、とのことで興味津々!だけど、やはりオゾンは...ね。って感じでした。
衣装やインテリアも凝りまくってで素敵だけど本家にはどうにも敵わないし、あそこまでの傑作に挑むのはなかなかチャレンジャー。
ハンナ・シグラが母ちゃんになって登場!なとこがハイライト。アジャーニ様の頬ラインなど色々気になっちゃった〜。

22. 木下恵介『破壊
島崎藤村は未読。今では考えられないような部落差別な日本の暗部。
池部良が悩ましい青年役で麗しい。桂木洋子も可愛い、そして友人、宇野重吉がいいやつ過ぎるし、ギュッと握る二人の手。旅立つ船にお見送りの子ども達で教科書みたいだけど、美しきラスト。

23. ジャック・ベッケル『現金に手を出すな
初老のジャン・ギャバンの哀愁が過ぎる、激渋ぃギャング映画。
ジュークボックスで始まり、終わる音楽使いや、扉、エレベーター、車、カフェーの電話、ディテールが細か過ぎる。

24. ラース・フォン・トリアー『エピデミック
荒削りなようでいて、既に作風確立してる。
キングダムみたいなのや、歯磨きのシマシマの謎、ウド・キアー使いにタンホイザー序曲連発するのとか、どこまでもらしくて悪ノリとユーモアの匙加減も絶妙。
こうして、ヨーロッパ三部作観られるのが嬉しい。

25. 小林正樹『切腹
仲代達矢に三國連太郎、丹羽哲郎と顔面つよつよ、モノクロ画面に溢れ出る強烈なやりとり。
真剣を使ったという河原での決闘からのラストの仲代の荒ぶりの動と静の見事な立ち振る舞いに息を飲む。
竹光の切腹シーンはトラウマになりそう。これは凄いものみた、ってなるわー!

Category: Movie

Tags: 

2024.02.02 6:00 PM