ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督『灼熱の魂』を少し前にみて。
劇場公開時にスルーしていて、邦題だけみて、ラテンなノリのエロスな映画かと思ったらどっこい。
なんとも重く暗い話…。
惨すぎる現実を何とか生き抜いた母さんの強さったら、想像を絶します。まさに壮絶人生。
何よりラストの"ネタバレ"がほんとうにびっくりするのです。1+1=1の驚きったら。
この監督さんの作品、全然知らなかったので一気に過去作観てみました。
どれも素晴らしく名作ぞろいです。

デビュー作の『渦』(2000年)は話の時系列の組み立てとか、物語そのものがとても面白かったし、
シャルル・アズナブールやらの音楽もとても良いし。00年頃の雰囲気もあり。カルネとか思い出した。
2013年の2作『プリズナーズ』『複製された男』はどちらもジェイク・ギレンホールが主演です。
『プリズナーズ』ではポール・ダノの怪演を満喫できるのも嬉しい。
ほんとうに彼ってこういう役が多い気がするし、うまい。
内容的には全然楽しくないんですけどね。
『複製された男』は、監督の今まで撮ってきた作品の流れがさらに独特な空気感を纏って
洗練されてきて、何度も楽しめそうな作品だし何よりも世界観がすごく好み。
どの作品にも通じるのが不条理な運命だったり、どうにも避けられない出来事っていうのがあって
そういう時に人はどうなるのか、どこまで理性やら自分を保てるのか。
あとは赦しとか。やっぱりキリスト教だとここ大切なのね。きっと。
や、キリスト教徒じゃあなくっても、いつでも赦せるひとでありたいものですけどねー。

同じくカナダ出身な、大ファンなグザヴィエ・ドラン君の新作『mommy』も公開されているので楽しみです。
はやく観にいかねば。

最近もラッシーやフレッシュバナナジュースが大人気です。
どちらもカレーにも良くあうしお、すすめです。
そして、すぐ売り切れてしまうレモンケーキも本日焼いています。
当店自慢のスコーンも良く出ていて嬉しいでっす。
古本,CD,LP,カセット,ZINEなど持ち込んでSHOPinSHOPしたい方、引き続き募集しております~
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