イタリアのオシャレ過ぎてどうかしている映画。
別に意識したわけではなかったのですが、続いてみていたので前回に続いて
イタリアーン映画を。
ミケランジェロ・アントニオーニの1962年作『太陽はひとりぼっち』
原題のL'eclisseの示すニュアンスがまた良いですね。
アラン・ドロンとモニカ・ヴィッティという麗しいおふたり。
アントニオーニの"愛の不毛3部作"の3作目。
ちなみに1作目が『情事』1960年作、2作目が『夜』1961年作
さらに『赤い砂漠』1964年作も合わせて4部作というらしいです。
どのカットも綺麗すぎて見ていて飽きない。
そして漂う倦怠感と孤独。愛について。
果てさて、愛とは成り立つのか。見えないものだからこその
こうして"不在"を描くことで浮き出てくる存在。
キノコ雲の建物が示すような危うい時代が舞台なんだけども
今でもこの感じ、感覚はビンビンくる。
扇風機やらの風の使い方から、建築物のセレクションから、んもーセンス爆発！
同じマンションに住む人とのアフリカのダンスシーンが唯一はっちゃけててホッとする。
アントニオーニ映画って若い頃はただただお洒落映画って感じで『欲望』とか、
観てしまっていたミーハーお馬鹿だったのですが、
こうして今改めて見直して気づくことの多さ。
ワンカット、ワンカットが本当に目にも心にも刺激的です。
minaによる懐メロ感あふれる音楽も癖になります。

『砂丘』(1970年)も、時々観返すのですがほんと好き。
ピンクフロイドの音楽も込みで最高に好きな作品です。
イタリア、もっと色々みたいな。

今日2/3まで6チキンカレー、2/6水曜日からはひよこ豆のキーマカレーです。

焼き菓子はスコーン、デコポンジンジャーケーキ、レモンケーキ、文旦チョコケーキなど日替わりで焼いております。柑橘祭り！もちろん練り込むマーマレードも自家製でございます。
お初なしょっぱ系マフィン！メープルベーコンマフィンは土日限定でお焼きしています。かるーく食べたい時にもおすすめです。ぜひお試しください。