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A Streetcar Named Desire

13 February 2019
A Streetcar Named Desire

ー「欲望」という名の電車に乗って、「墓場」という電車に乗りかえてー
あまりにも有名なテネシー・ウィリアムズの戯曲『欲望という名の電車
1947年にブロードウェイで上演され人気が出て、1951年にエリア・カザンにより映画化
映画ではヴィヴィアン・リー子さんがニューオリンズの落ちぶれたお嬢様を演じ、ピチピチの若きマーロン・ブランドがリー子が身一つで頼りに行く妹の夫役を粗々しく演じています。この映画で下着だったTシャツを外に着ていたことで、トップスとして着られるきっかけになったらしいです。すご。おしゃれリーダー!にしてもはち切れんばかりの上腕二頭筋に目がいってしまう。
どうしたってリー子さんだと『風と共に去りぬ』のイメージが重なって崩壊していく様が辛い。意地悪すぎる展開がもう...音楽の使い方も巧みです。
エリア・カザンの映画の破壊力もさることながら、原作本がほんとうに良かった!
"戯曲"ものにあまり馴染みが無かったのですが、これはもう読んでいてパッパと場面が浮かぶ。これを機に色々と読んでみようと思いました。
映画ともまた違って細かく設定が支持されているのでイメージしやすくて、その
イメージ映像が脳裏に浮かび、ぞくぞくするほど。読んでいて新しい感覚を覚えて新鮮でした。
南部の当時の雰囲気も匂いまで届いてきそうな描写、当時のジャズなんて聴きながら読むと最高です。ここで出てくるポルカが全然音源が出てこないので知っている方がいたら教えて欲しいです。

割に最近のウディ・アレンの『ブルージャスミン』なんてまんまな設定なんですが、こちらはどうやらご本人はオリジナルだと言っているようなので。これはこれで好きですけど。
で、この欲望という名の電車に何度も出てくる"タマーリ"という食べ物が気になって仕方がない。タマーリ=タマルというらしく、南米の伝統料理でトウモロコシをすりつぶし、ラードと合わせてこねた生地を、肉や野菜とともにトウモロコシかバナナの葉に包んで蒸したものらしいです。南米版ちまき?のような。素朴そう。美味しそう。
食いしん坊なので食べてみたい!近々作ってみようと思います。
けど、バナナの皮ってどこで手に入れたらいいのでしょうか...トウモロコシの皮なら夏ならいけそうですね。
その前に"イグアナの夜"が読みたくて短編集を読んでから、"ガラスの動物園"の戯曲の方も読んだのですがこちらもまた素晴らしかったから映画化してるのかな?と思って調べたら2度ほどなっているみたい。新しい方はポール・ニューマン監督にマルコヴィッチだって。観たい。未DVD化...VHS高すぎ。

今週はモナミチキンカレーです。
ダークチョコチップスコーンに文旦チョコスパイスケーキやレモンケーキ、いちごミルクケーキ、デコポンカスタードパイやメープルベーコンマフィンなど新しいケーキも日替わりで焼いております。冬の柑橘まつり!今だけのお味を是非に。