monaminami

2020/03

04 April 2020
20200404_Mondy

3月にみた映画29本。すこしペースダウンしているけども、合間に楽しみにしていたグレタ・ガーウィグの『若草物語』が延期になってしまったので予習復習ってことでアニメ版『愛の若草物語』みて、家に積読どころかいつ買ったかも不明の『若草物語』も読んでどっぷりとマーチ家にはまってました。
アニメ版は放映当時すごく好きだったけどもちろん鼻垂れ少女には南北戦争だのこまかなことはすっとばしてエイミーの鼻洗濯バサミとか、そうんなんしか覚えてないくらいのわが悲しき頭脳。
原作本は矢川澄子様訳のうえ、挿画はターシャ・チューダーという素敵な本。昔のわたしグッジョブ!ルイザ・メイ・オルコットの家族はホーソーンやソローとも交流があり「質素な生活と高度な思考」を試みたそうで、"若草物語"こと"Little Woman"は"Girl"でなくて父上が娘たちのことを"Woman"ときちんと一人の人格として扱っていたという素晴らしすぎる教育。「質素な生活と高度な思考」は今は新たな戦争と言われているウィズコロナな暮らしを考えるうえでも寄り添う思想だと思うし、コロナとか無くってもこの家族のピューリタン的心優しきまっすぐな暮らしは、わたしにはぐんぐん染み込みます。
ちなみに1995年のジリアン・アームストロング『若草物語』は若きウィノナ・ライダーにクレア・デインズ、そして幼女時代のキルスティン・ダンストのエイミー!超天使です。ローリーがクリスチャン・ベイルでこちらもなかなか良き。
ってことで続編アニメ『ナンとジョー先生』(原作だと第三若草物語に相当するようです(未読))を引き続きみるほどハマり中〜!
延期になってしまったけど、はやくグレタ版もみたいものです。

今月は野良猫ロックシリーズや川島雄三など邦画多め。そんななか、異彩を放ったのがパノス・コストマス監督の『マンディ』俺らのニコラス刑事がブチ切れる!この監督さんのお父さんが『怒りの脱出』の監督と聞いて妙に納得。ランボー出身のリンチ経由でレフンあたりのエッセンスも感じる最高なせかい。無茶苦茶やで〜!しかもサントラはSunn O)))も参加のヨハン・ヨハンソンの遺作だそうで。文句なしのハードな1本!

1.フェデリコ・フェリーニ『』2.モフモフセン・マフマルバフ『独裁者と小さな孫』3.アラン・パーカー『ザ・コミットメンツ』4.ボブ・フォッシー『レニー・ブルース』5.ノア・バームバック『ミストレス・アメリカ』6.ヴィンセント・バル『人生は狂詩曲』7.アントニオ・バンデラス『クレイジー・イン・アラバマ』8.ヴィクター・サヴィル『茶碗の中の嵐』9.市川崑『愛ふたたび』10.リテーシュ・バトラ『めぐり逢わせのお弁当』11.クリスティーナ・ブオジーテ『ナイトメアは欲情する』12.リテーシュ・バトラ『ベロニカとの記憶』13.ホルヘ・コイラ『朝食、昼食、そして夕食』14.サイモン・アバウド『マイ・ビューティフル・ガーデン』15.キャメロン・クロウ『セイ・エニシング』16.長谷部安春『女番長 野良猫ロック』17.藤田敏八『野良猫ロック ワイルドジャンボ』18.長谷部安春『野良猫ロック セックス・ハンター』19. 長谷部安春『野良猫ロック マシン・アニマル』20.藤田敏八『野良猫ロック 暴走集団’71』21.パノス・コスマトス『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』22.ロジャー・スポティウスウッド『ボブという名の猫』23.川島雄三『銀座二十四帖』24.川島雄三『洲崎パラダイス 赤信号』25.レナ・ダナム『タイニー・ファニチャー』26.ジリアン・アームストロング『若草物語』27.ベルナルド・ベルトルッチ『暗殺のオペラ』28.M.マニカンダン『ピザ!』29.川島雄三『あした来る人

Category: Movie

Tags: 

2020.04.04 12:00 PM