Films: May.2021『ぼくの伯父さんの休暇』ほか
5月に観た映画25本。結構な傑作揃いな今月!ひっさびさに観たいなーと思っていたタチ!
『ぼくの伯父さんの休暇』は記憶を軽く飛び越える傑作で
他のも見返したり、まだ観ていない作品も観たいなぁ。コンプリートBOX欲しいけど法外すぎるお値段。
ユーモア大切。この夏の景色はとっくにフランスからも無くなっている幻想のようなおおらかさ。
なんかもーほっこりしちゃう。ユロ伯父〜〜〜!大好きだぁ〜〜〜!
そして、これまた久々なレオス・カラックス『ポンヌフの恋人』はフランスにかぶれまくっていたくせに、当時はいまいちピンときてなかったんだけどいまみたらジーンときた。
桁外れのパリ祭の祝祭ムードの花火と地面スレスレの行き詰まった人々のドラマは大人になったからジーンとするのかな。
ジュリエット・ビノシュの透明感とドニ・ラヴァンの麿赤兒とイアン・ブラウン足して割ったような舞踏的動きとウルフヘアに萌え。
中村幻児『ウィークエンド・シャッフル』ははじめてみたのですが、ナンジャコリャーのとんでもないやつ。
筒井康隆の原作も未読だけど、それっぽい世界観は存分に伝わってくるのと、
突き抜ける80年代のテンションにテクノポップ間にと最高に楽しい。色々現代だとアウト〜な描写だらけでそんなところも平和な感じ。
少し珍しいアイスランド映画、ハーフシュテイン・グンナル・シーグルズソン『隣の影』はおしゃれ事故物件映画で、にんげんが、隣人一番怖い。
ホテル・ニューハンプシャーばりのわんこの剥製にやめて〜〜涙 ってなる悪意の連鎖。事故物件だからお安く借りられるなら住みたい物件です。
正義とか人間とか環境とか動物とか、いろんな”ちきゅう”の問題に真正面に、意地悪に(ある種真っ当に)向き合う、ウルリッヒ・ザイドル『サファリ』
トロフィーハンティングなる白人富豪の楽しみと現地の人や動物との関係は当事者じゃないから何も言えないし、言ってはならぬと思う
デリケートすぎる題材を淡々とシンメトリーな構図で写しとるドキュメンタリー。
グロ耐性ない人にはお勧めできないけどキリンの解体なんてなかなかに応えるし、『人間が増えすぎた』という牧場主の意見には激しく同意。
1.ジョン・ヒューストン『王になろうとした男』
2.中島貞夫『懲役太郎 まむしの兄弟』
3.スティーヴン・ヘレク『ビルとテッドの大冒険』
4.ドミニク・セナ『カリフォルニア』
5.マイケル・リッチー『がんばれ!ベアーズ』
6.トニー・リチャードソン『トム・ジョーンズの華麗な冒険』
7.中村幻児『ウィークエンド・シャッフル』
8.フローリア・シジスモンティ『ランナウェイズ』
9.ロバート・ゼメギス『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
10.ロバート・ゼメギス『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』
11.ロバート・ゼメギス『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』
12.ピーター・ボグダノヴィッチ『ラスト・ショー』
13.ジャック・ドワイヨン『ピストルと少年』
14.フレッド・ジンネマン『地上より永遠に』
15.スタンリー・クレイマー『招かれざる客』
16.相米慎二『東京上空いらっしゃいませ』
17.ウルリッヒ・ザイドル『サファリ』
18.ジャック・タチ『ぼくの伯父さんの休暇』
19.マイク・ニコルズ『卒業』
20.森崎東『時代屋の女房』
21.ハーフシュテイン・グンナル・シーグルズソン『隣の影』
22.ジョージ・スティーヴンス『陽のあたる場所』
23.阪本順治『傷だらけの天使』
24.マーサ・クーリッジ『ランブリング・ローズ』
25.レオス・カラックス『ポンヌフの恋人』