monaminami

The Seventh Continent

23 May 2018
The Seventh Continent

大好きなミヒャエル・ハネケの初期"氷河期"三部作を再鑑賞。
初期の作品だからか際立ってピリリと緊張感をまとっていて改めてみても衝撃です。

かなりざっくり説明すると
セブンス・コンチネント』(1989年)は崩壊し、一家心中する家族のはなし、
べニーズ・ビデオ』(1992年)はこれまた崩壊した家族でしかも息子が少女を殺してしまったはなし、
71フラグメンツ』(1994年)は青年が起こした銃乱射事件に関わる人々の"断片"をつむいだはなし。
どれも"氷河期"だなんて言われてしまうのも納得のそれぞれの事件、人間を
感情抜きに淡々と描かれているので、観るこちらも緊張するし胃も痛くなる。
ちょっとした娯楽映画を〜なんて気分の日にみたら、凍傷起こしますが
ハネケ監督の撮る映画は自分たちの生きる世界そのままを、説明もなく
時にはテレビやビデオカメラなどその時代に人々に関わるメディアを通して
巧妙に私たちに再確認させる。音楽すらない超現実。
私たちの生きる日常は断片の連続であるし、物語のようにうまくはいかないし。
他人と全てを理解し合うなんていうのはこちら側のエゴでしかないし、
絵に描いた餅のような理想や、やさしい言葉や、わかりやすさに溢れる世の中こそ虚構じゃー!なんてね。
それぞれのDVDに特典で割と長めのインタビューもあって合わせてみると
シニカルかつ笑顔溢れる受け答えに、もーーこのおっさんはー!(だから好き♡)となります。
こうなると、さらに胃に激痛のはしる『ファニーゲーム』(USAでないほう)もみたくなってしましました。

今週はモナミチキンカレーです。
スパイシーバナナマフィン、スコーン(チョコチップ/クランベリー)、ヴィーガンケーキなど
日替わりで焼いております。
最近は品切れなどになってしまうこともあり申し訳ないです。
カレー弁当も相変わらず好評です。当店自慢のカレーを気軽にぜひお試しください。