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Return To Montauk

02 June 2018
ReturnToMontauk

フォルカー・シュレンドルフ監督の『男と女、モントーク岬で』(2017)
17年ぶりに再会した元恋人どうしが再会して思い出の地、モントークへ行く。
大人の苦々しいラブストーリー。
ラブストーリーというよりは人生訓のようでした。
タラレバは歳を重ねるごとに考えてしまうことだし、
手の届かなかった過去の美しさは、さらによく見えてしまうものなのかも。
どんなに価値のある名画だって日の光にあたっていたらやがて消えてしまう。
美しさとか思い出とか愛とか、そんな曖昧で儚いなものをなんとかかたちとして
表現したいから人は芸術をこしらえていくのだと思うのだけど
そうして作家として言葉を仕事にしている、ある程度の大人でも
実際に自分の創作の源にふたたび出会って、とっさ出てくる言葉の陳腐さが
なんとも人間らしいなぁ。なんて苦笑してしまった。
しみじみと人生のうたかたを噛みしめました。
劇中、マックス・リヒターの音楽よりも
車中で流すディランの"I Want You"とマーラーのアダージェットに鳥肌が。
ヴィスコンティ『ヴェニスに死す』のタージオといやが応にも重なる。

モントークってどこ?って思ったけど、NYから車で2時間ほどの観光地?
日本であてはめると伊豆とか熱海とか、そんなかんじでしょうか?しなびた感じがまた良かった。
苦々しい物語の中、食いしん坊の私は思い出の不味かったというクラムチャウダーや
ディナーでバリバリしていたロブスターが食べたくなっちゃう。
そしてニーナ・ホスことレベッカの飼っている猫の名前!
クロスビーにスティルスにナッシュって。最高♡
どの子もかわいすぎて助演ニャン優賞です!

今週はひよこ豆のキーマカレー。
焼き菓子はスパイシーバナナマフィンやチョコチップスコーン、ヴィーガンケーキなど
日替わりで焼いております。
相変わらずにお弁当が人気です。最近はなぜかフレッシュバナナジュースもよく出ます。
まるっとオーガニックバナナ1本を使用して注文ごとにお作りしております。
豆乳でも出来ますので食欲のない時や、カレーの相棒にももちろんおすすめです!